2005年春に発病し、治療薬であるグリベックを9年間飲み続けた後の、2014年4月に、投薬治療の中断臨床試験への参加で断薬を開始し、現在に至るまで約6年9ヵ月間、断薬を継続しています。
断薬中は、国際的基準での分子遺伝学的完全寛解を確認する血液検査と通常の血液検査を、6ヶ月に一度行っています。
国際的基準での分子遺伝学的完全寛解を確認する血液検査で、分子遺伝学的完全寛解が確認されないと、断薬は終了し、また薬を飲んで治療することになります。
なお、検査指標は『IS %MBCR-ABL (International Scale Major BCR-ABL) 』で、最小レベルが『検出せず』、2番目が『0.0007未満』です。
定期検査
グリベックを断薬してから、約6年9ヶ月が過ぎましたので、本日(2021年1月14日)、断薬してから32回目の定期検査に行ってきました。
国際的基準での分子遺伝学的完全寛解を確認する血液検査は、結果が出るまでに日数がかかるため、本日受けた分は次回に結果が分かることになります。通常の血液検査は、当日結果が分かります。
本日の結果は次の通りですが、IS %MBCR-ABLは前回の検査結果で、白血球数は今回の結果です。
- IS %MBCR-ABL : 0.0010
- 白血球数 : 6.30
- 次回検査予定 : 2021年7月8日
国際的基準での分子遺伝学的完全寛解の指標になっている IS %MBCR-ABLが少し検出されました。これは2020年7月の時の値です。
過去に0.0007未満や0.0008は何度かあり、その後『検出せず』になりましたが、0.0010は初めてです。
主治医も今回は慎重に判断するということで、一応次回の検査予約は6ヶ月後にしておくが、1週間後ぐらいに分かる今回のIS %MBCR-ABL値によってはもっと早い時期に変更しますと言っていました。
その他の検査指標はいつも通りで、肝臓、腎臓、炎症の数値もOKとのことです。体調は特に問題なく、良好です。
追加情報です。
次回の定期検査は予約通り6ヶ月後になりました。変更がある場合のみ電話連絡がくることになっていましたが、2週間以上経っても変更の電話はありませんでした。ちょっと曖昧な判定方法だったので、今後はメールでIS %MBCR-ABLの値と検査時期変更有無を送ってもらうようにします。
心のつぶやき
ちょっとヤバイ感じだなぁ。1週間後ぐらいに分かる今回のIS %BCR-ABL値により、次回の検査予定を6ヶ月後からもっと早い時期に変更する場合は主治医から電話連絡があり、電話連絡がなければ予定通り6ヶ月後になるのか。
電話連絡がないことを祈るばかりだなぁ。この1週間は長く感じるんだろうなぁ。気にしても何かできるってわけではないのでしょうがないか。
新しい臨床研究参加要請がありました。
今回、新たに臨床研究参加要請がありました。研究名は次の通りです。
- 『慢性骨髄性白血病患者におけるチロシンキナーゼ阻害薬中止後の無治療寛解維持に関与するKIR/HLA遺伝子多型の検討:多施設共同観察研究』
研究の目的は次の通りです。
- 長期の無治療を継続できることに関連する遺伝子について検討し、今後の治療に役立てること。
患者の役割は、いつもの定期血液検査で研究用に1本追加で血液採取してもらうことです。少しでもお役にたてれば幸いです。
コロナ対策
私の通院している病院は、横浜にあります。緊急事態宣言が出ていて、感染が拡大しているところです。ちょっと危ないです。電車で2時間半乗り継いで通院します。
前回同様今回も最大限コロナ感染に注意して行ってきました。行ったコロナ感染防止対策は次の通りです。
- こまめに手洗い、またはアルコール消毒を行いました。病院に着くまでの各駅や、病院に着いてからの採血前後、受診前後、ドアや物などに触った後に行っていました。
- 右手と左手の役割分担を決めました。左手はクリーンなままを保持し、利き手の右手で物などに触るようにしていました。右手で物を触った後は、手を洗うか、持参の携帯アルコール除菌スプレーで除菌しました。もちろん、除菌スプレーはクリーンな左手で操作しました。
- 電車は空いているグリーン車にしました。
- 常時マスクをしていました。
- できるだけ手で顔を触らないようにしていました。
- いつもは病院内のカフェテリアで昼食を取っていたのですが、今回は止めて昼食を抜きました。
後は感染していないことを祈るばかりです。
追加情報です。
定期検査から2週間以上経ちましたが、体調に変化はなく良好ですので、コロナ感染は防止できたようです。今回も最大限コロナ感染に注意して通院しましたので、よかったです。
終わりに
今回のIS %MBCR-ABL値がどうなっているかが気になります。分かったら追記します。コロナは皆さんも注意しているとは思いますが、お互い感染しないようにしましょう。
最後まで閲覧して頂き、ありがとうございました。
それでは、また。