Windows11には、次のようにシステムをバックアップする3つの方法があります。
- 復元ポイント機能を有効にし、復元ポイントを内蔵HDD(ハードディスク)あるいは内蔵SSD(ソリッドステートドライブ)に作成して、システムをバックアップする方法
- システムイメージを外付けHDDに作成して、システムをバックアップする方法
- 回復ドライブ(USBメモリ)を作成して、システムをバックアップする方法
今回は、復元ポイント機能を有効にし、復元ポイントを作成して、システムをバックアップする方法と、復元ポイントからシステムを復元する方法をご紹介します。
復元ポイント機能を有効にする方法
- パソコンを立ち上げ、『スタート』アイコンをクリックし、次の画面を表示します。『すべてのアプリ』をクリックし、表示されたアプリリストを下にスクロールして『Windowsツール』をクリックします。
- 『Windowsツール』画面が表示されます。『コントロールパネル』をダブルクリックします。
- 『コントロールパネル』画面が表示されます。右上の表示方法をカテゴリではなく、大きなアイコンで表示します。『回復』をクリックします。
- 『高度な回復ツール』画面が表示されます。『システムの復元の構成』をクリックします。
- 『システムのプロパティ』画面が表示されます。『構成』をクリックします。
- 『システムの保護対象』画面が表示されます。『システムの保護を有効にする』を選択して、復元ポイント機能を有効にます。『ディスク領域の使用』では、復元ポイントで使用するディスク領域の量を設定しますが、初期値のままで大丈夫ですので、『OK(O)』メニューをクリックします。
これで、復元ポイント機能を有効にできました。次は復元ポイントを手動で作成します。
復元ポイントを手動で作成する方法
- 上記画面で『OK(O)』をクリックすると、次の画面に戻ってきます。『作成(C)』をクリックします。
- 『復元ポイントの作成』画面が表示されます。復元ポイントの説明文を書いて『作成(C)』をクリックし、復元ポイントを作成します。工場出荷状態に近いノートパソコンで約1分かかりました。ディスクドライブはSSDを使用してます
- 作成が完了すると、次の画面が表示されます。『閉じる(O)』をクリックして終了です。
これで、復元ポイントが作成できました。次は復元ポイント一覧を表示して、作成した復元ポイントを確認します。
復元ポイント一覧を確認する方法
- 上記画面で『閉じる(O)』をクリックすると、次の画面に戻ってきます。『システムの復元(S)』をクリックします。
- 『システム ファイルと設定の復元 』画面が表示されます。『次へ(N)』をクリックします。
- 『選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します。』画面が表示されます。作成した復元ポイントを確認します。実際に復元するわけではありませんので、ここは『キャンセル』をクリックして終了します。
以上で復元ポイント機能を有効にしてシステムをバックアップする作業は終了です。次に、復元ポイントからシステムを復元する方法をご紹介します。
復元ポイントからシステムを復元する方法
復元ポイントからシステムを復元する手順には、次の4通りの手順があります。2番と3番はウィルス対策プログラムを一時的に無効にしないとエラーになります。1番と4番はウィルス対策プログラムが有効でも復元できます。
パソコンが稼働している時は、1番から4番のどれでもOKですが、1番がおすすめです。パソコンが起動できない時は、4番を試します。
- パソコンの立ち上げ>スタート>設定>システム>回復>PCの起動をカスタマイズするの『今すぐ再起動』>デバイスを再起動するため作業内容を保存しますの『今すぐ再起動』>オプションの選択>トラブルシューティング>詳細オプション>システムの復元・・・・
- パソコンの立ち上げ>スタート>すべてのアプリ>Windowsツール>コントロールパネル(大きなアイコン表示)>回復>システムの復元を開く・・・・
- パソコンの立ち上げ>スタート>すべてのアプリ>Windowsツール>コントロールパネル(大きなアイコン表示)>回復>システムの復元の構成>システムの復元(S)・・・・
- 回復ドライブ(USB)をセット>パソコンを起動>BIOSあるいはUEFIファームウェアで回復ドライブ(USB)からの起動(boot)を設定>回復ドライブから起動>キーボードレイアウトの選択>Microsoft IMEを選択>オプションの選択>トラブルシューティング>詳細オプション>システムの復元・・・・
今回は1番の手順でシステムを復元する方法をご紹介します。
- パソコンを立ち上げ、『スタート』アイコンをクリックし、次の画面を表示します。『設定』をクリックします。
- 『設定』画面が表示されます。『システム』を下にスクロールして『回復』をクリックします。
- 『回復』画面が表示されます。『今すぐ再起動』をクリックしします。
- 『デバイスを再起動するため作業内容を保存します』画面が表示されます。『今すぐ再起動』をクリックします。
- パソコンが再起動され、『オプションの選択』画面が表示されます。
- そこで、『トラブルシューティング』>『詳細オプション』>『システムの復元』とクリックして行きます。
- すると、『システムファイルと設定の復元』画面が表示されますので、『次へ(N)』をクリックします。
- すると、『選択したイベントの前の状態にコンピューターを復元します』画面が表示されて、復元ポイント一覧が表示されます。
- 『他の復元ポイントを表示する(M)』にチェックを入れ、すべての一覧から復元ポイントを選びます。この時、『影響を受けるプログラムの検出』ボタンをクリックして、影響を受けるプログラムのチェックができます。問題なければ、『次へ(N)』をクリックします。
- すると、『復元ポイントの確認』画面が表示されます。OKならば、『完了』ボタンをクリックします。
- すると、『いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?』画面が表示されますので、『はい』ボタンをクリックし、システムの復元を開始します。
- 完了すると、『システムの復元は正常に終了しました。・・・・再起動をクリックしてコンピューターを再起動してください。』画面が表示されます。『再起動』をクリックします。実行時間は約2分でした。工場出荷状態に近いノートパソコンで、ハードドライブはSSDを使用しています。
- パソコンが再起動され、立ち上がると、次の画面が表示されます。『閉じる』ボタンをクリックして終了です。
これで、復元ポイントからシステムを復元する作業は終了です。
終わりに
今回は復元ポイント機能を有効にして、復元ポイントを作成する方法と、作成した復元ポイントからシステムを復元する方法をご紹介しました。
最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。
それでは、また。