今回、Windows10のノートパソコンで、事前に外付けHDDにバックアップして置いたシステムイメージからシステム復元する機会があり、実際にやってみたのですが、幾つかエラーが発生し、失敗した事例がありました。
そこで、皆さんにも同じようなことが起きないように、情報共有したいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
『コンピュータ上にシステムイメージが見つかりません』エラーが発生
確かに外付けHDDにシステムイメージをバックアップして置いたのに、上記エラーが発生し、システム復元ができなかったケースが3件ありました。
1つのHDDに2つのパソコンのシステムイメージをバックアップしたケース
Windows7サポート終了に伴い、新しいWindows10パソコンを買って、Window10パソコンのシステムイメージを、すでにWindows7パソコンのシステムイメージをバックアップしてあった外付けHDDにバックアップしました。
一つの外付けHDDに、Windows7とWindows10のシステムイメージがバックアップされている状態です。バックアップした順番は、Windows7が先で、Windows10が後です。
この状態でWindows10のシステムイメージからシステム復元をテストしたのですが、『コンピュータ上にシステムイメージが見つかりません』エラーが発生し、うまくできませんでした。
試しに、バックアップする順番を逆にして、Windows10を先にしてWindows7を後にしてみました。その結果、Windows10はシステム復元できたのですが、Windows7は同じエラーが発生してシステム復元できませんでした。
この結果から、私の環境では、1つのHDDに2つのシステムのシステムイメージがある場合、2番目にあるシステムイメージが見つからないようでした。
しかたなく、新しい外付けHDDを買って、Windows10とWindows7のシステムイメージを分けて、別々のHDDにバックアップしました。これで両システム共システム復元がうまくできるようになりました。
回復ドライブからシステム回復したシステムにシステム復元したケース
Window7のパソコンをWindows10にアップグレードして、いろいろテストなどをやっていた時、パソコンが起動できなくなってしまいました。
そこで一旦、事前にUSBメモリに作成して置いた回復ドライブからWindows10を再インストールする形でシステムを回復しました。
そして、そこにバックアップして置いたシステムイメージをシステム復元しようとしたのですが、あえなく『コンピュータ上にシステムイメージが見つかりません』のエラーが発生し、うまくできませんでした。
原因は、システムイメージのバックアップファイルのサブフォルダ名(パソコン名になります)とシステム復元するパソコン名が異なっていたため、バックアップファイルが見つからず、上記エラーになってしまいました。
どう言うことかと言いますと、システムイメージをバックアップした時は、ちゃんとしたパソコン名が付いていたのですが、回復ドライブから再インストールした時はデフォルト名(システムが勝手につけた名前)になっていたため、バックアップファイルのサブフォルダ名とパソコン名が異なってしまいました。
システムイメージのシステム復元処理では、パソコン名でバックアップファイルを探すようです。
バックアップファイルのある外付けHDDをUSB3.1に接続したケース
システムイメージをバックアップしたUSB接続の外付けHDDを、パソコンのUSB3.1に接続してシステム復元をやろうとしたのですが、『コンピュータ上にシステムイメージが見つかりません』エラーが発生し、うまくできませんでした。
パソコンのUSB2.0に接続したら、うまくできました。私の環境ではUSB3.1の方はダメのようです。
システム復元がエラーになり、パソコンが起動できなくなりました。
普通はこんなことはしないと思いますが、一応念のために情報共有したいと思います。
Windows回復環境とバックアップしてあるWindowsが異なる場合
どう言うことかと言いますと、Windows10のWindows回復環境(Windows回復ツール)で、Windows7のシステムイメージからシステム復元を試みるような場合です。
実行するパソコンのWindowsと、システムイメージをバックアップしたWindowsが異なる場合です。
システム復元開始直後にエラーになり、パソコンは起動できなくなります。間違っても、このようなことはやらないようにしてください。悲惨なことになります。私はやってしまいました。
終わりに
今回はバックアップして置いたシステムイメージからのシステム復元で発生したエラーについてでした。
最後まで閲覧して頂き、ありがとうございました。
それでは、また。